The 67th Annual Meeting of the Japanese Association of School Health

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一般演題

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メンタルヘルス3(OP-1009~1013)

佐々木司(東京大学)

[OP-1013] 若手養護教諭のレジリエンス向上を目指す研修プログラム構築に向けた基礎資料の検討

阿部眞理子1, 三並めぐる2, 岡多枝子2, 持田訓子3, 藤原瑞穂4 (1.横浜創英大学 看護学部 看護学科, 2.人間環境大学 松山看護学部 看護学科, 3.横浜創英大学 子ども教育学部, 4.神奈川県立横浜旭陵高等学校)

 近年の社会及び生活環境の急激な変化により,子どもたちの健康課題が大きくなると共に多様化しており,養護教諭の役割は多岐多様となり高度化している.昨年来のCOVID- 19感染拡大の収束が見えない状況下での児童生徒の安全と学びの両立が求められる中で,とりわけ養護教諭においては感染予防への対応や児童生徒支援への負担が増加し,メンタルヘルスの悪化が懸念される. 本研究では,厳しさを増している職場環境のなか過度のストレス状態が危惧されている,経験の浅い若手養護教諭のメンタルヘルス支援の方策として,レジリエンス向上を目指す研修プログラムの内容を検討するために,若手養護教諭のストレスとストレスへの対応の構造を明らかにすることを目的とした. 養護教諭のレジリエンス調査(2019年実施)の自由記述に関して,KJ法を用いて,若手養護教諭(経験10年未満)のストレスとその対応の構造を質的に明らかにした.また,テキストマイニングのフリーソフトであるKH-Coderを使用し,自由記述を統計的に分析したところ,経験年数ごとに特徴的な語が認められた.※本研究は科研費19K02714および横浜創英大学特別研究費の助成によるものである.