第24回風工学シンポジウム

講演情報

口頭講演

飛来物

2016年12月6日(火) 16:50 〜 18:02 建築会館ホール (建築会館)

司会:片岡 浩人((株)大林組)

17:44 〜 18:02

[47] 塩分ミストを用いた物体へ付着する飛来塩分量推定法の構築

○長谷部 寛1、曽根 瞭平1、春木 陽平1、野村 卓史1 (1.日本大学理工学部土木工学科)

キーワード:飛来塩分、ミスト、イオン電極法、橋梁桁断面

沿岸域に建設される構造物は,海から飛来する塩分による塩害で劣化が助長される.特に沿岸域の橋梁の維持管理において,塩害の防止は重要な課題である.そのため,橋梁の部位ごとに付着する塩分粒子量を予測する方法が求められているが,いまだ確立された予測法はない.本研究では粒子発生器で生成した塩分を含むミストを利用し,ミストを用いた可視化実験を実施するとともに,供試体に貼付したろ紙で塩分粒子を捕捉し,ろ紙に付着した塩分量をイオン測定により定量的に評価する方法を検討した.その結果,正方形角柱および二主桁橋モデルの両方において,流れ場の特色に即した面ごとの塩分付着量の違いを評価することができた.