第24回風工学シンポジウム

講演情報

口頭講演

風の性質(2)

2016年12月5日(月) 11:20 〜 12:32 建築会館ホール (建築会館)

司会:日下 博幸(筑波大学)

12:14 〜 12:32

[9] 気象要素と日程要素を用いた屋外イベントの来場者数の表現と収益の推算

○北川 徹哉1 (1.法政大学)

キーワード:日最大風速、日平均気温、EaR、屋外イベント、気象リスク

企業等の事業は様々な形で気象の作用を受け,そのリスクへの対応が課題となっている。特に屋外イベントの成功には開催日の日程要素だけでなく,気象の影響も大きい。イベントの入場者数のように事業の収入に関わる量を少数の要素を用いて表すことができれば,収益変動を予測しやすくなる。そこで本研究においては,数種の気象と日程の要素を入力として,屋外イベントの入場者数を簡単な関数で表すことを目的とする。2000年に開催された淡路花博とその4年後に開催された浜名湖花博を事例とし,これらの性質が似ている二つのイベントについて比較しながら本手法の適用性を確認する。さらに,この関数を用いて収入の日変動の統計的性質を求める。