第24回風工学シンポジウム

講演情報

口頭講演

風環境(2)

2016年12月5日(月) 14:50 〜 16:02 建築会館ホール (建築会館)

司会:佐々木 澄(清水建設(株))

14:50 〜 15:08

[14] 風環境評価のための三杯型風速計と超音波型風速計による平均風速の差の検討

○赤星 明紀1、下瀬 健一2、岸田 岳士3、植松 康4、義江 龍一郎5 (1.株式会社風工学研究所、2.防災科学技術研究所、3.電力中央研究所、4.東北大学大学院工学研究科、5.東京工芸大学)

キーワード:風環境評価、超音波型風速計、三杯型風速計

風環境調査等で用いられる、風工学研究所による風環境評価指標は、三杯型風速計による平均風速と街並みの関係に基づいて定められている。この評価指標が提案されてから、数十年が経った。その間に、都市化も進み、人々の風環境に対する意識も変化した。それだけでなく、高性能化、低価格化した超音波型風速計が、応答の遅れや慣性による回り過ぎを指摘されてきた三杯型風速計に替わって、利用が増加している。観測の方法もWMOに従う等、変化している。本研究では、こうした背景を考慮した新たな風環境評価指標の検討を行っており、まずは乱流中における三杯型と超音波型の風速の差と、その補正方法について検討した結果を、本論文で示す。