第24回風工学シンポジウム

講演情報

口頭講演

風災害

2016年12月5日(月) 16:10 〜 17:58 建築会館ホール (建築会館)

司会:小林 文明(防衛大学校)

17:22 〜 17:40

[22] 多層格子の圧力損失特性および減速効果の風洞試験 ~マツ林の流体力学的機能の基礎的検討~

野田 稔1、○末廣 聖志2、新谷 尚人3、長尾 文明1 (1.徳島大学大学院理工学研究部(徳島大学)、2.徳島大学大学院先端技術科学教育部(徳島大学大学院)、3.株式会社 竹中土木)

キーワード:マツ林、圧力損失係数、減風効果

マツ林は防風林として,減風効果,塩害の防止に利用されてきた.そして東日本大震災においてマツ林の存在によって,津波の遅延・低減効果の働きがあることが注目されている.そのため,マツ林を数値流体解析上で再現し,マツ林の防災上の機能を定量的に把握することが必要である.本研究ではマツ林の減風効果,津波の遅延・低減効果を数値流体解析で検討する上で,マツ林を積層する面格子でモデル化し,その際に用いる圧力損失特性を決めるための,面格子の空隙率,代表長,積層間隔,積層数が圧力損失特性に及ぼす影響を検討した.また風洞実験により減風効果ついて検討した.