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[24] 着床式洋上風力発電タワーの風荷重実測
キーワード:洋上風力発電タワー、着床式、実測、風荷重、ガスト影響係数
本論文は,着床式洋上風力発電タワーの風荷重特性について述べている。実測対象の風力発電設備は,ハブ高さ80m,定格出力2.4MWの 3枚翼プロペラ型であり,銚子から3.1km沖合の水深11.9mに設置されている。風荷重特性は,歪データを用いて推定したタワー基部での曲げモーメントにより調査し,発電時とフェザリング時および陸側の風と海側の風で比較,検討した。その結果,発電時,フェザリング時共に,陸側の風の最大風荷重は,風力発電設備から3.1km離れた陸地の影響により,海側の風に比べて大きいことを示した。また,フェザリング時における風方向ガスト影響係数は,海側の風では1.8から2.0であったが,陸側の風では風速30m/s未満の範囲において2.1から3.5であることを示した。