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[31] 瀬戸大橋の維持管理作業時における耐風安定性
キーワード:吊橋、非定常空気力係数、三次元フラッター解析
長大橋の実現にあたり耐風安定性の確保は最も重要な課題の一つであり、日本を代表する本州四国連絡橋の建設にあたっては莫大な検討が実施され最新の知見が適用された。しかしながら、このようにして実橋に適用された耐風安定化対策は、維持管理作業において一時的または部分的に無効となることが考えられ、その場合の耐風安定性に関する議論はなされていない。そこで、瀬戸大橋に対する二次元剛体模型を実施し、断面の基本特性と空気力(三分力および非定常空気力)の計測を実施し、明石海峡大橋の耐風性検討において開発された三次元フラッター解析手法を瀬戸大橋に対して適用することにより、維持管理作業における安全性の確認を実施した。