第24回風工学シンポジウム

講演情報

口頭講演

構造物の風圧力(1)

2016年12月6日(火) 13:30 〜 15:00 建築会館ホール (建築会館)

司会:大竹 和夫((株)竹中工務店)

14:42 〜 15:00

[38] 高層建築物の壁面段差におけるピーク外圧係数の研究

○時崎 雅史1、益山 由佳2、吉田 昭仁1、勝村 章2 (1.東京工芸大学 、2.風工学研究所)

キーワード:ピーク外圧係数、段差、高層建築物、外装材

デザイン性のみならず、空力的優位性の観点からも建築物の隅角部に隅欠きや隅切りを採用する事例が多く見られる。菊池らが指摘しているようにセットバックさせた建築物では入隅付近で局所的に絶対値の大きなピーク外圧が生じることが明らかになっている。建築物荷重指針・同解説では、隅欠きや隅切りのピーク外圧係数は記載されているが、建物壁面に水平方向や鉛直方向に段差を組み合わせた建築物には適用できない。また、これまでに建築物の壁面段差とピーク外圧係数に関して系統的に研究された段差の水平距離や鉛直距離を変化させ、段差の影響を受けやすい部位に着目しピーク外圧係数の傾向を調査する。