第55回日本脈管学会総会

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一般演題(口述)

下肢静脈瘤3

Fri. Oct 31, 2014 1:48 PM - 2:36 PM 第3会場 (202会議室)

座長: 廣川雅之(お茶の水血管外科クリニック), 三井秀也(特定医療法人三栄会 ツカザキ病院 心臓血管外科)

1:48 PM - 2:36 PM

[O-21-5] 下肢静脈瘤血管内レーザー治療の初期成績と患者獲得の取り組み

石原健次1, 吉永明彦2 (1.医療法人社団シマダ 嶋田病院 血管外科, 2.同 麻酔科)

Keywords:ELVeS 980nm laser, Eary result

【はじめに】当院では2012年8月よりELVeS 980nmによる血管内レーザー治療(EVLA)を開始した。症例の増加に伴い手術時間は短縮傾向だったがEHITの発生が多くなっている。今回EVLAの初期成績を報告するとともに患者獲得の取り組みについても報告する。【症例】2013年4月から2014年3月までの1年間に施行した症例は223例で男性76例 女性147例で平均年齢は67.8歳。GSV190肢 SSV45肢であった。EVLAは10Wの連続照射で1cm7秒で牽引し麻酔はTLAとプロポフォール持続静注で麻酔科医管理で行った。日帰りか入院かの選択は患者の希望とした。【結果】EHITはクラス1:71肢(30.2%) クラス2:20肢(8.5%) クラス3:10肢(4.3%) クラス4:2肢で再疎通を4例に認め1例は再手術を行った。【考察】EHITの重症例は入院しヘパリン,ウロキナーゼの治療を行い改善した。EHITの原因としてTLAや手技に問題があったと考えられた。患者増加の取り組みとしては市民公開講座と健康教室を開催し効果がみられた。