コンクリート工学年次大会 2013(名古屋)

講演情報

第35回コンクリート工学講演会 » 骨材

[L19] 骨材

2013年7月9日(火) 10:15 〜 12:00 第7会場 234号室 (名古屋国際会議場)

[座長(建築)]鈴木 澄江、[座長(土木)]森濱 和正

[L1007] 銅スラグ細骨材を用いたコンクリートのプレキャスト部材への適用

中瀬 博一1,加藤 卓也1,山村 智1 (1.ピーエス三菱)

キーワード:銅スラグ細骨材,環境負荷低減,材料分離抵抗性,耐凍害性,乾燥収縮,遮蔽性能

産業副産物である銅スラグは微粒分が少ないため,コンクリート用細骨材として使用する場合には,施工性の確保などの問題点が生じる。このため,銅スラグ細骨材を有効利用するために,フレッシュ性状および耐久性の検討を行った。その結果,銅スラグ細骨材を用いたコンクリートは,石灰石微粉末および増粘剤混入型の混和剤を適量用いることにより,単位容積質量が2.7t/m3程度で,良好なフレッシュ性状および耐久性を有することが確認された。また,プレキャスト製品工場における実大模擬部材製造実験においても,均質で緻密な部材製造が可能であることが確認された。
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