コンクリート工学年次大会 2013(名古屋)

講演情報

第35回コンクリート工学講演会 » セメント/混和材料

[L45] 混和材料Ⅳ

2013年7月10日(水) 09:00 〜 10:30 第6会場 232・233号室 (名古屋国際会議場)

[座長(建築)]小島 正朗、[座長(土木)]近松 竜一

[L1034] 高炉スラグ高含有セメントを用いたコンクリートの構造体強度に関する実験検討

閑田 徹志1,依田 和久1,米澤 敏男2,黒田 萌3 (1.鹿島建設,2.竹中工務店,3.竹本油脂)

キーワード:高炉セメント,高炉スラグ微粉末,構造体コンクリート強度,構造体強度補正値

高炉スラグ高含有セメントを用いたコンクリート(ECMコンクリート)は環境負荷低減のため有効であり,実用化を目指し構造体強度について実験的に検討した。実験では,構造体強度の推定のため簡易断熱養生供試体および模擬柱部材から採取したコア供試体の強度を標準期と夏期に調べた。実験の結果,同コンクリートの構造体強度について,材齢進行に伴う強度発現は,標準養生による強度と同様に有効材齢の関数として既存の推定式にて精度よく再現できること,また材齢28日の標準養生供試体強度と材齢91日の構造体強度との差で表される28S91値は,JASS5 2009に規定される標準値と同等以下であることが明らかとなった。
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