コンクリート工学年次大会 2013(名古屋)

講演情報

第35回コンクリート工学講演会 » 短繊維補強コンクリート(材料,構造)

[L75] 短繊維補強コンクリート(材料)Ⅰ

2013年7月11日(木) 09:00 〜 10:15 第6会場 232・233号室 (名古屋国際会議場)

[座長(建築)]閑田 徹志、[座長(土木)]武者 浩透

[L1037] ASRの膨張を有効利用したHPFRCCのひび割れ性状と長さ変化挙動

高田 浩夫1,田邉 幸佑1,浅野 幸男1,六郷 恵哲1 (1.岐阜県生コンクリート工業組合,2.岐阜大学)

キーワード:ASR,アルカリシリカ反応,HPFRCC,ひび割れ性状,長さ変化

従来のセメントコンクリートと配合やひび割れ抵抗性が大きく異なるHPFRCCにASRが発生した場合の性能の変化を確認するため,マトリクスのASRによる膨張条件の確認を行い,促進養生でASRを発生させたHPFRCCについて,ダンベル型供試体の一軸引張試験におけるひび割れ性状と角柱供試体の長さ変化挙動を確認した。ASRを伴うHPFRCCはASRによる膨張率に関わりなく一様に終局ひずみが小さくなったが,ひび割れ性状に変化はなかった。角柱供試体のASRによる膨張は105℃で自由水を乾燥させた後も残存していた。このことから,ASRを伴うHPFRCCに鉄筋を配置した高水密な容器などへの有効利用が考えられた。
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