[L1053] 高さ直径比が異なる高強度コンクリート供試体におけるAE測定による破壊状況と圧縮強度比に関する研究
キーワード:圧縮強度比,高さ直径比,高強度コンクリート,AE,破壊状況
本研究では,対象とする圧縮強度の範囲を30N/mm2から120N/mm2とし,供試体の高さ直径比(h/d)を1.0から2.0の範囲とした圧縮強度試験用供試体を作製し,載荷中の破壊の進展状況をAE法で把握してh/dが異なる場合の圧縮強度の変化の原因を解明しようとした。実験の結果,応力レベルが上昇するとAE発生源は供試体中心部およびコーン状破壊のすべり面付近に集中する傾向がみられ,AEパラメータでは引張モードの割合が増加した。圧縮強度はh/dが小さいほど高くなる傾向がみられたが,AE発生源の分布の推移およびAEパラメータ解析から得られた引張モードの割合からその原因を説明することは難しい。
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