コンクリート工学年次大会 2013(名古屋)

講演情報

第35回コンクリート工学講演会 » 収縮・クリープ

[L10] 収縮・クリープⅠ

2013年7月9日(火) 10:15 〜 12:15 第4会場 224号室 (名古屋国際会議場)

[座長(建築)]都築 正則、[座長(土木)]細田 暁

[L1071] 引張クリープの影響を考慮した若材齢モルタルのひび割れ発生メカニズムの検討

松本 浩嗣1,榊原 直輝1,二羽 淳一郎1 (1.東京工業大学)

キーワード:引張クリープ,若材齢モルタル,拘束リング試験,アコースティック・エミッション(AE)

若材齢モルタルを用いた拘束リング試験をアコースティック・エミッション計測と併せて実施することで,若材齢モルタルの拘束ひび割れ発生メカニズムを,引張クリープひずみの発生によるリラクセーションおよび微視的破壊による強度低下に着目して検討した。その結果,細骨材量の増加に伴い,拘束ひび割れ発生時の自由収縮ひずみに対するクリープひずみの割合が大きくなり,リラクセーションの影響が無視できなくなること,また微視的破壊に起因するクリープひずみ成分によりモルタルの引張強度が低下し,割裂引張強度を下回る引張応力で拘束ひび割れが生じる傾向があることを明らかにした。
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