[L1078] 乾燥収縮によるスラブの反り上がりに関する基礎的研究
キーワード:反り上がり,乾燥収縮ひずみ,収縮ひずみ差,片面乾燥,土間スラブ
土間スラブや押さえコンクリート等,表面のみ乾燥下にある床部材は,コンクリート断面内の収縮ひずみの差から,反り上がりの発生が懸念される。このため,片面乾燥を行った平板試験体を対象に,上下面の収縮ひずみ差,反り上がり量,拘束による曲げモーメントの測定を行い検証した。結果,平板試験体上下面の収縮ひずみ差は350×10-6程度であること,平板の自重の影響がない場合の反り量は,長さ5mで約9mm程度であること,自重の影響がある場合は端部で約2mm程度であり,端部より1.2m程度から浮きあがることが分かった。また,曲げモーメントから算出した縁応力は,本試験条件下では,0.25N/mm2程度であった。
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