コンクリート工学年次大会 2013(名古屋)

講演情報

第35回コンクリート工学講演会 » 収縮・クリープ

[L12] 収縮・クリープⅢ

2013年7月9日(火) 15:30 〜 17:30 第4会場 224号室 (名古屋国際会議場)

[座長(建築)]百瀬 晴基、[座長(土木)]溝渕 利明

[L1089] 双曲線の推定式と重回帰分析を組み合わせたコンクリートの乾燥収縮率の早期推定法に関する検討

袴田 豊1,小山田 哲也2,中澤 岩男1,山内 茂樹1 (1.岩手県生コンクリート工業組合,2.岩手大学)

キーワード:乾燥収縮率,双曲線,推定式,早期推定,重回帰分析,骨材,配合

52例のコンクリートの乾燥収縮率を用い,乾燥材齢182日のコンクリートの乾燥収縮率を,乾燥材齢28日の乾燥収縮率から精度よく推定する方法として,双曲線の推定式と重回帰分析を組み合わせた早期推定法について検討した。はじめに,28日の実測乾燥収縮率と相関の高い推定式の特性値として,推定式係数bを選定した。次に,この推定式係数bに骨材の密度やすりへり減量などの物性値,および水セメント比やペースト量などの配合を組み合わせて重回帰分析を行い,推定精度がさらに高くなる組合せを選定した。最後に,得られた重回帰分析の回帰式を25例のコンクリートに適用し,その適切性を検証した。
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