コンクリート工学年次大会 2013(名古屋)

講演情報

第35回コンクリート工学講演会 » 収縮・クリープ

[L40] 収縮・クリープⅣ

2013年7月10日(水) 10:45 〜 12:15 第4会場 224号室 (名古屋国際会議場)

[座長(建築)]井上 和政、[座長(土木)]綾野 克紀

[L1094] 高炉セメントB種コンクリートの収縮ひび割れ抵抗性の向上に与える軽量骨材の効果に関する実験検討

百瀬 晴基1,閑田 徹志1,依田 和久1,笠井 浩1 (1.鹿島建設)

キーワード:高炉セメント,高炉スラグ微粉末,収縮,ひび割れ,軽量骨材

高炉セメントB種コンクリートは,環境負荷低減に大きく寄与することから,RC造建築構造物への適用が期待されているが,高温時の収縮ひび割れ抵抗性が低下するなど課題も指摘されている。本研究では,同コンクリートの収縮ひび割れ抵抗性の改善を目指し,軽量骨材の効果を明らかにすべく拘束ひび割れ試験による検討を行った。実験結果によれば,軽量骨材による自己収縮低減効果が大きく,ひび割れ材齢も長くなる結果となったが,軽量骨材の置換率が大きくなるほど限界応力強度比が低下する現象が認められ,収縮ひび割れ抵抗性の向上を最大化するためには,軽量骨材の最適な置換率があることが示唆された。
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