コンクリート工学年次大会 2013(名古屋)

講演情報

第35回コンクリート工学講演会 » 物性一般/ポリマーコンクリート

[L81] 物性一般Ⅱ/ポリマーコンクリート

2013年7月11日(木) 09:00 〜 10:15 第8会場 131・132号室 (名古屋国際会議場)

[座長(建築)]中村 成春、[座長(土木)]岡本 享久

[L1104] コンクリート表面の明度および光沢度に及ぼす表面性状の影響に関する研究

深尾 宙彦1,北垣 亮馬1,佐藤 幸恵2,野口 貴文1 (1.東京大学,2.東京都市大学)

キーワード:打放しコンクリート,明度,光沢,表面形状,表面積,フーリエ変換

水和反応に伴う表面形状の変化がコンクリート表面の外観に及ぼす影響を明らかにすることを目的とし,水セメント比および脱型時期の異なるモルタル試験体の表面形状と明度・光沢度の関係性を検討した。表面形状の深度情報をフーリエ変換により振幅と周波数で表現し,周波数帯域別の振幅の変化を視覚的な性能値の変化と関連付けた結果,水和反応初期には,低周波数帯域の振幅の減衰率が大きく,高周波数帯域の振幅は後に加速度的に減衰することが明らかとなった。また,コンクリート表面の視覚的な性能は,光沢度には低周波数帯域が支配的であるのに対して,明度には高周波数帯域が支配的であることが明らかとなった。
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