コンクリート工学年次大会 2013(名古屋)

講演情報

第35回コンクリート工学講演会 » 塩害/耐久性一般/耐火性

[L78] 耐久性一般Ⅱ

2013年7月11日(木) 09:00 〜 10:30 第7会場 234号室 (名古屋国際会議場)

[座長(建築)]武田 浩二、[座長(土木)]渡辺 健

[L1116] アルカリシリカ反応によるコンクリート内部ひび割れの評価

上原 伸郎1,幸左 賢二2,草野 昌夫1,久保 佑太2 (1.住友大阪セメント,2.九州工業大学)

キーワード:ASR,NaCl,NaOH,内部ひび割れ,棒形スキャナ

ASR供試体の長期暴露を行い,コンクリートの外観および内部ひび割れを詳細に目視観察するとともに,棒形スキャナを用いた内部観察手法の精度,適用性について評価した。ASR供試体の内部では,骨材粒子の形状に沿う短いひび割れが特徴的に認められた。ASR促進添加剤としてNaClとNaOHを用いた2体の比較から,外観ひび割れ性状および内部ひび割れの発生形態は,ほぼ同様と判断されたが,内部ひび割れの発生本数が異なる結果となった。小径コアと棒形スキャナによるASR内部観察では,削孔位置の違いに注意を要するとともに,ひび割れ端部の判定に起因する誤差が留意点として挙げられた。
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