コンクリート工学年次大会 2013(名古屋)

講演情報

第35回コンクリート工学講演会 » 塩害/耐久性一般/耐火性

[L79] 耐久性一般Ⅲ

2013年7月11日(木) 10:45 〜 12:00 第7会場 234号室 (名古屋国際会議場)

[座長(建築)]武田 浩二、[座長(土木)]渡辺 健

[L1122] 建設から約100年経過した配水池におけるコンクリートの溶脱評価

関 健吾1,横関 康祐1,取違 剛1,木村 彩永佳1 (1.鹿島建設)

キーワード:溶脱,溶解平衡,数値解析,耐用年数

浄水場や配水池などに用いられるコンクリートは,水道水等の作用によるコンクリートからのCa溶脱によって劣化するものの,使用材料および配合条件がCa溶脱に及ぼす影響については十分に解明されていない。そこで,これらの条件がCa溶脱に及ぼす影響の評価を目的として建設から約100年経過した配水池におけるコンクリートのCa溶脱の状態を調査し,調査結果に基づき解析的検討を行った。その結果,セメント鉱物の含有割合,表層の炭酸化がCa溶脱に影響を及ぼすことが分かった。さらに,本研究にて得られた知見に基づき,Ca溶脱に対する抵抗性の高い材料・配合条件を示すとともに,耐久性設計の考え方の一例を示した。
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