コンクリート工学年次大会 2013(名古屋)

講演情報

第35回コンクリート工学講演会 » 塩害/耐久性一般/耐火性

[L79] 耐久性一般Ⅲ

2013年7月11日(木) 10:45 〜 12:00 第7会場 234号室 (名古屋国際会議場)

[座長(建築)]武田 浩二、[座長(土木)]渡辺 健

[L1124] 異なる二酸化炭素濃度環境下における炭酸化メカニズムに関する一検討

豊村 恵理1,伊代田 岳史1 (1.芝浦工業大学)

キーワード:炭酸化,二酸化炭素濃度,高炉スラグ微粉末,カルサイト,バテライト,水酸化カルシウム

混和材が混入したセメントの中性化速度は,促進環境の試験結果では普通ポルトランドセメントと比較して極めて大きいといわれる。しかし,実環境ではそれほど大差がないとの結果も見られる。そこで本研究では,セメント種類や二酸化炭素濃度を変化させて炭酸化メカニズムを検討した。X線回折試験による炭酸カルシウム(カルサイト,バテライト)の生成を比較するとともに,水酸化カルシウム生成量を示差熱重量分析により調査した。その結果,セメント種や二酸化炭素濃度により炭酸化メカニズムが異なることが示唆された。
論文PDF表示