コンクリート工学年次大会 2013(名古屋)

講演情報

第35回コンクリート工学講演会 » 塩害/耐久性一般/耐火性

[L80] 耐久性一般Ⅳ/耐火性Ⅱ

2013年7月11日(木) 13:15 〜 15:15 第7会場 234号室 (名古屋国際会議場)

[座長(建築)]藤本 聡史、[座長(土木)]上田 洋

[L1126] 屋外暴露した欠陥を有する鉄筋コンクリートにおける中性化および鉄筋腐食の状況

辻埜 真人1,橋田 浩1,湯浅 竜貴1 (1.清水建設)

キーワード:暴露,中性化,鉄筋腐食,水平打継ぎ,鉛直打継ぎ,ひび割れ

水セメント比の異なる11年間屋外暴露した各種欠陥を有する鉄筋コンクリートにおける中性化深さと鉄筋の腐食状況を調査した。水セメント比は45%と57.5%の2水準とし,欠陥は水平打継ぎ,鉛直打継ぎおよびひび割れの3種類とした。調査の結果,処理を施さない鉛直打継ぎに比べて水平打継ぎの中性化は早く,数年で20mmまで進行する。一方で,各打継ぎ部での鉄筋の腐食面積率については同程度であった。また,ひび割れ幅の違いによる腐食速度の差が認められた。そして、同程度のひび割れ幅での鉄筋腐食面積率は,水セメント比57.5%に比べて45%の方が大きく,腐食速度の違いが認められた。
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