[L1126] 屋外暴露した欠陥を有する鉄筋コンクリートにおける中性化および鉄筋腐食の状況
キーワード:暴露,中性化,鉄筋腐食,水平打継ぎ,鉛直打継ぎ,ひび割れ
水セメント比の異なる11年間屋外暴露した各種欠陥を有する鉄筋コンクリートにおける中性化深さと鉄筋の腐食状況を調査した。水セメント比は45%と57.5%の2水準とし,欠陥は水平打継ぎ,鉛直打継ぎおよびひび割れの3種類とした。調査の結果,処理を施さない鉛直打継ぎに比べて水平打継ぎの中性化は早く,数年で20mmまで進行する。一方で,各打継ぎ部での鉄筋の腐食面積率については同程度であった。また,ひび割れ幅の違いによる腐食速度の差が認められた。そして、同程度のひび割れ幅での鉄筋腐食面積率は,水セメント比57.5%に比べて45%の方が大きく,腐食速度の違いが認められた。
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