コンクリート工学年次大会 2013(名古屋)

講演情報

第35回コンクリート工学講演会 » アルカリシリカ反応/凍害

[L26] アルカリシリカ反応Ⅱ/凍害Ⅰ

2013年7月9日(火) 13:15 〜 15:15 第9会場 133・134号室 (名古屋国際会議場)

[座長(建築)]月永 洋一、[座長(土木)]古賀 裕久

[L1145] 中庸熱フライアッシュセメントを用いたコンクリートの耐凍害性に関する研究

坂田 昇1,橋本 学1,菅俣 匠2,緒方 英彦3 (1.鹿島建設,2.BASFジャパン,3.鳥取大学)

キーワード:中庸熱フライアッシュセメント,空気量,気泡間隔係数,耐凍害性

硬化したコンクリートの気泡組織と耐凍害性に関するデータを分析した結果,凝結過程においてコンクリートの空気量は減少し,この傾向は中庸熱フライアッシュセメント(MF30)を用いた場合により顕著であることを確認した。また,耐凍害性は,硬化コンクリートの空気量および気泡間隔係数との相関は低く,水セメント比35~60%の範囲では,水セメント比による影響も少ないことが分かった。その一方で,耐凍害性と気泡径0.15mm未満の空気量については高い相関があり,気泡径0.15mm未満の空気量が多いほど耐凍害性が高い傾向にあることが明らかとなった。
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