コンクリート工学年次大会 2013(名古屋)

講演情報

第35回コンクリート工学講演会 » 腐食・防食

[L21] 腐食・防食Ⅱ

2013年7月9日(火) 15:30 〜 17:30 第7会場 234号室 (名古屋国際会議場)

[座長(建築)]兼松 学、[座長(土木)]山口 明伸

[L1176] 乾燥収縮の違いと内部ひび割れが鉄筋腐食に与える影響

高本 直樹1,森岡 卓也1,氏家 勲1,岡崎 慎一郎1 (1.愛媛大学)

キーワード:内部ひび割れ,乾湿繰返し,ひずみ変化,分極抵抗,鉄筋腐食速度

本論文は使用状態にあるRC部材を想定し,乾燥収縮量の異なるコンクリートを使用したRC供試体に一軸引張載荷を行うことで内部ひび割れを発生させ,除荷後に塩水の乾湿繰返しによる腐食促進試験を行い,乾燥収縮に伴う内部ひび割れが鉄筋腐食速度に与える影響を検討した。内部ひび割れ発生による鉄筋腐食速度は,載荷履歴がないものと比較して1オーダー程度大きくなることが確認された。さらに,載荷を持続させたままに腐食促進試験を行ったところ,除荷後に試験を行ったものと比較して,自然電位がより卑の方向への変化し,腐食速度の増加が確認され,内部ひび割れの存在および内部ひび割れの開口幅が鉄筋腐食に影響を与えるという結論を得た。
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