コンクリート工学年次大会 2013(名古屋)

講演情報

第35回コンクリート工学講演会 » 塩害/耐久性一般/耐火性

[L80] 耐久性一般Ⅳ/耐火性Ⅱ

2013年7月11日(木) 13:15 〜 15:15 第7会場 234号室 (名古屋国際会議場)

[座長(建築)]藤本 聡史、[座長(土木)]上田 洋

[L1190] 急速と低速加熱によるコンクリートの内部水蒸気圧力及び爆裂特性

崔 景喆1,金 圭庸1,朴 奎衍2,金 武漢1 (1.忠南大学校,2.ポスコ建設)

キーワード:加熱速度,高強度コンクリート,水蒸気圧力,爆裂,熱膨張変形

高温における高強度コンクリートの爆裂現象は,内部要因として組織の緻密化による水蒸気圧力及び熱応力,外部要因として加熱速度の影響を受ける。本研究は組織の緻密度が異なる圧縮強度30,50,70,90,110MPaのコンクリートを対象に,急速加熱と低速加熱条件による水蒸気圧力及び爆裂性状を評価した。その結果,低速加熱時では水蒸気の発生時間が遅れ,試験体内外部の温度応力差が小さく爆裂がほぼなかったが,急速加熱では加熱初期に水蒸気圧力が発生して温度応力差が大きくなり,爆裂発生に影響を及ぼした。また,圧縮強度及び加熱速度に関わらず,コンクリート試験体の熱膨張変形0.002以上からは水蒸気圧力が低下する現象が確認された。
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