[L1251] 家屋解体廃瓦を用いたポーラスコンクリートの温熱特性
キーワード:ポーラスコンクリート,家屋解体廃瓦,ヒートアイランド現象,容積比熱,熱伝導率
本研究では,家屋解体時に発生する廃瓦(以下,「家屋解体廃瓦」という)がポーラスコンクリート(以下,「POC」という)の温熱特性に与える影響を把握することを目的に,家屋解体廃瓦を粗骨材に用いたPOC平板供試体を用いて屋外温度計測試験を実施した。その結果,家屋解体廃瓦を用いたPOCは,標準的な骨材を用いたPOCと比較して,熱しやすく冷めやすい性質および,熱を伝えにくい性質を備えることを明らかにした。また,水を供給することにより,普通コンクリートと比較して表面温度を最大で7℃程度,内部温度(深さ5cm)を最大で8℃程度低減できることを明らかにした。
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