コンクリート工学年次大会 2013(名古屋)

講演情報

第35回コンクリート工学講演会 » リサイクル/舗装・ダム

[L42] リサイクルⅠ

2013年7月10日(水) 09:00 〜 10:30 第5会場 231号室 (名古屋国際会議場)

[座長(建築)]笠井 浩、[座長(土木)]堀口 賢一

[L1251] 家屋解体廃瓦を用いたポーラスコンクリートの温熱特性

坂口 稔1,上原 匠1,西尾 秀登1,亀井 則幸2 (1.名古屋工業大学,2.瓦チップ研究会)

キーワード:ポーラスコンクリート,家屋解体廃瓦,ヒートアイランド現象,容積比熱,熱伝導率

本研究では,家屋解体時に発生する廃瓦(以下,「家屋解体廃瓦」という)がポーラスコンクリート(以下,「POC」という)の温熱特性に与える影響を把握することを目的に,家屋解体廃瓦を粗骨材に用いたPOC平板供試体を用いて屋外温度計測試験を実施した。その結果,家屋解体廃瓦を用いたPOCは,標準的な骨材を用いたPOCと比較して,熱しやすく冷めやすい性質および,熱を伝えにくい性質を備えることを明らかにした。また,水を供給することにより,普通コンクリートと比較して表面温度を最大で7℃程度,内部温度(深さ5cm)を最大で8℃程度低減できることを明らかにした。
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