コンクリート工学年次大会 2013(名古屋)

講演情報

第35回コンクリート工学講演会 » 非破壊検査・診断

[L22] 非破壊検査・診断Ⅰ

2013年7月9日(火) 10:15 〜 12:15 第8会場 131・132号室 (名古屋国際会議場)

[座長(建築)]鹿毛 忠継、[座長(土木)]鎌田 敏郎

[L1280] 熱画像処理による鉄筋腐食性状評価の高精度化に関する研究

今井 嵩弓1,根本 早季1,大下 英吉1,林 詳悟2 (1.中央大学,2.西日本高速道路エンジニアリング四国)

キーワード:非破壊検査,鉄筋腐食,電磁誘導,赤外線サーモグラフィ,画像処理

著者らが提案しているRC構造物における鉄筋腐食の非破壊検査手法の骨子は,腐食生成物の熱的特性に着目したものであり,その存在によりコンクリート表面の温度性状に差異が生じるものである。本手法は鉄筋の加熱方法に電磁誘導法を採用しているが,鉄筋端部や鉄筋格子において加熱むらが発生し,腐食率の測定精度に影響をおよぼす事が確認されている。既往の研究において,加熱むらの除去を目的として熱画像処理を適用したが,処理後の熱画像による腐食性状評価は定性的評価に留まるものであった。本研究では,画像処理手法を定量的な腐食性状評価が可能なモデルに改良し,処理の適用による評価精度の向上を示した。
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