コンクリート工学年次大会 2013(名古屋)

講演情報

第35回コンクリート工学講演会 » 非破壊検査・診断

[L51] 非破壊検査・診断Ⅳ

2013年7月10日(水) 09:00 〜 10:30 第8会場 131・132号室 (名古屋国際会議場)

[座長(建築)]古賀 一八、[座長(土木)]松山 公年

[L1305] モルタル中鉄筋表面の腐食生成物の透磁率の違いが電磁誘導法鉄筋探査試験結果に及ぼす影響把握に関する基礎的研究

熊 英1,北垣 亮馬1,野口 貴文1 (1.東京大学)

キーワード:渦電流,腐食生成物,比透磁率,3次元電磁場解析

渦電流を利用した非破壊試験手法は,配筋や金属配管などの金属探査・探傷試験に利用されているが,出力結果である誘導起電力の振幅、位相、及び周波数は,測定対象の電磁気物性に大きく依存する。コンクリート中の鉄筋探査においては,鉄筋の電磁気物性が均一であることを前提に評価手法が構築されており,腐食鉄筋のように電磁気物性が不均一な場合は結果にばらつきが生じやすい。本研究は誘導起電力の変動因子である腐食生成物の比透磁率の違いに着目し,鉄筋の腐食生成物の深さ方向ごとの比透磁率を測定し,三次元電磁場解析と,実際のモルタル中の鉄筋測定結果の比較を行い,電磁誘導式非破壊試験結果に及ぼす影響を検証した。
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