コンクリート工学年次大会 2013(名古屋)

講演情報

第35回コンクリート工学講演会 » 新材料・新工法(材料)/サステナビリティ(環境側面)

[L87] 新材料・新工法(材料)Ⅲ/サステナビリティ(環境側面)

2013年7月11日(木) 13:15 〜 15:00 第10会場 141・142号室 (名古屋国際会議場)

[座長(建築)]親本 俊憲、[座長(土木)]河合 研至

[L1320] ウォータージェットによるコンクリートへのCs浸透深さ測定

山田 一夫1,高井 伸一郎2,大迫 政浩1 (1.国立環境研究所,2.村本建設)

キーワード:原子力発電所事故,放射性Cs,放射能汚染,浸透深さ,ウォータージェット

福島第一原子力発電所の事故により放射性Csが環境中に放出され放射能汚染が広がった。コンクリートにも放射性Csは浸透し汚染されている。コンクリートを除染することを目的に,その基礎データとなる浸透深さの測定をウォータージェットによりコンクリートを表面から研削することで行い,除染の基本条件を探った。飯館村での調査では空間線量率と比例してコンクリートの表面線量率も高まった。汚染はこれまで報告されているとおり,飯館村でも表面1mm以下の表面に集中し,浸透深さは0.1~数㎜であることが分かった。コンクリートの研削しやすい低強度と考えられるものほど深く浸透していた。
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