コンクリート工学年次大会 2013(名古屋)

講演情報

第35回コンクリート工学講演会 » 新材料・新工法(材料)/サステナビリティ(環境側面)

[L59] 新材料・新工法(材料)Ⅰ

2013年7月10日(水) 13:15 〜 15:15 第10会場 141・142号室 (名古屋国際会議場)

[座長(建築)]道正 泰弘、[座長(土木)]竹田 宣典

[L1321] 超吸水性ポリマーの混入がモルタルの収縮挙動に及ぼす影響

桑原 寛司1,五十嵐 心一1 (1.金沢大学)

キーワード:超吸水性ポリマー,自己収縮,乾燥収縮,内部養生

超吸水性ポリマー(SAP)の混入が,モルタルの自己および乾燥収縮特性に及ぼす影響について実験的に検討を行い,SAPの放水機構と関連付けながら論じた。SAPの混入により自己収縮は低減されるが,SAPが内部養生水を放出してしまいマトリックス中の水量を増大させたとしても,乾燥収縮に及ぼす影響は大きくない。内部養生水の供給により水和反応がより長期にわたって進行し,より剛な骨格形成を促す。これによって変形に対する抵抗性が増し,全収縮量は低減すると考えられる。
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