[L1322] ジオポリマー硬化体の諸物性に関する基礎的研究
キーワード:ジオポリマー,石炭灰,フライアッシュ,高炉スラグ,産業副産物,CO2削減,短繊維補強
ジオポリマー法による硬化体は,石炭灰や高炉スラグなど産業副産物を活性フィラーとして大量に使用でき,かつ一般的なコンクリートと比較して80%ものCO2削減を可能とする材料として注目されている。ジオポリマー硬化体の圧縮強度と静弾性係数の関係は,一般的なコンクリートと同様に,圧縮強度を指標とした指数関数で表すことができる。静弾性係数はセメント系材料の50~80%程度であり,圧縮強度に対する引張強度の比は1/17~1/9程度である。また,耐久性の向上方法として,Ca系混和材の添加や配合成分のSi/アルカリ比を制御することで,凍結融解抵抗性の改善が可能であることを確認した。
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