コンクリート工学年次大会 2013(名古屋)

講演情報

第35回コンクリート工学講演会 » 新材料・新工法(材料)/サステナビリティ(環境側面)

[L59] 新材料・新工法(材料)Ⅰ

2013年7月10日(水) 13:15 〜 15:15 第10会場 141・142号室 (名古屋国際会議場)

[座長(建築)]道正 泰弘、[座長(土木)]竹田 宣典

[L1322] ジオポリマー硬化体の諸物性に関する基礎的研究

南 浩輔1,松林 卓1,舟橋 政司1 (1.前田建設工業)

キーワード:ジオポリマー,石炭灰,フライアッシュ,高炉スラグ,産業副産物,CO2削減,短繊維補強

ジオポリマー法による硬化体は,石炭灰や高炉スラグなど産業副産物を活性フィラーとして大量に使用でき,かつ一般的なコンクリートと比較して80%ものCO2削減を可能とする材料として注目されている。ジオポリマー硬化体の圧縮強度と静弾性係数の関係は,一般的なコンクリートと同様に,圧縮強度を指標とした指数関数で表すことができる。静弾性係数はセメント系材料の50~80%程度であり,圧縮強度に対する引張強度の比は1/17~1/9程度である。また,耐久性の向上方法として,Ca系混和材の添加や配合成分のSi/アルカリ比を制御することで,凍結融解抵抗性の改善が可能であることを確認した。
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