コンクリート工学年次大会 2013(名古屋)

講演情報

第35回コンクリート工学講演会 » 新材料・新工法(材料)/サステナビリティ(環境側面)

[L59] 新材料・新工法(材料)Ⅰ

2013年7月10日(水) 13:15 〜 15:15 第10会場 141・142号室 (名古屋国際会議場)

[座長(建築)]道正 泰弘、[座長(土木)]竹田 宣典

[L1325] 廃ブラウン管ガラスカレットを用いた積層モルタル板の放射線遮蔽効果の検討

江藤 優馬1,高海 克彦1,駒田 弘明2 (1.山口大学,2.日本コンベヤ)

キーワード:ブラウン管ガラスカレット,放射線,遮蔽,鉛,モルタル

東日本大震災によって,放射線に汚染されたがれきの処理方法が問題となっている。そこで,地デジ化によって大量に廃棄されている,鉛を含有したブラウン管テレビの廃ガラスを放射線遮蔽モルタル構造に使用するため,使用材料,混合割合,寸法および構造等の検討を行った.検討対象とするのは,がれき処理のみならず病院建屋等のX線防御を視野に入れるために,放射線としてγ線とX線を用いた。その結果,細骨材に密度の大きい製鋼スラグと廃ブラウン管ガラスカレットを使用したモルタル版と廃ブラウン管ガラスカレットをパラフィンで封入した層で形成した積層構造が,放射線遮蔽効果が高いことが分かった。
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