コンクリート工学年次大会 2013(名古屋)

講演情報

第35回コンクリート工学講演会 » 新材料・新工法(材料)/サステナビリティ(環境側面)

[L59] 新材料・新工法(材料)Ⅰ

2013年7月10日(水) 13:15 〜 15:15 第10会場 141・142号室 (名古屋国際会議場)

[座長(建築)]道正 泰弘、[座長(土木)]竹田 宣典

[L1326] 高炉スラグ微粉末とカルシウム系刺激材を使用した環境配慮型コンクリートの物性について

岡本 礼子1,宮原 茂禎1,坂本 淳1,丸屋 剛1 (1.大成建設)

キーワード:高炉スラグ微粉末,膨張材,水酸化カルシウム,初期強度,収縮,アルカリシリカ抵抗性

高炉スラグ微粉末を主たる結合材とした環境配慮型コンクリートの開発を行った。開発したコンクリートは,石灰系膨張材と水酸化カルシウム(Ca(OH)2)を刺激材としており,焼成セメントは使用していないため,CO2排出量は高炉セメントB種を用いたコンクリートの約40%に削減可能である。このコンクリートは,材齢28日で圧縮強度が約30N/mm2であり,フレッシュ性状,初期強度や収縮特性,アルカリシリカ反応に関しては高炉セメントB種を用いたコンクリートと同程度の性能を持つことが分かった。
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