コンクリート工学年次大会 2013(名古屋)

講演情報

第35回コンクリート工学講演会 » 新材料・新工法(材料)/サステナビリティ(環境側面)

[L59] 新材料・新工法(材料)Ⅰ

2013年7月10日(水) 13:15 〜 15:15 第10会場 141・142号室 (名古屋国際会議場)

[座長(建築)]道正 泰弘、[座長(土木)]竹田 宣典

[L1327] 繊維の複合効果がハイブリッド型繊維補強セメント複合材料の引張性状に及ぼす影響

吉田 理紗1,菊田 貴恒1,西脇 智哉1,三橋 博三2 (1.東北大学,2.東北大学名誉教授)

キーワード:繊維の複合効果,繊維補強セメント複合材料,鋼繊維,合成繊維,一軸引張試験

高強度かつ高靭性の繊維補強セメント複合材料を開発するため,調合条件を適切に選定する必要がある。本研究では,合成繊維と2種類の形状が異なる鋼繊維を組合せて混入し,その複合効果が引張性状に与える影響を明らかにすることを目的とする。繊維の組合せおよび混入率,鋼繊維形状をパラメータとして一軸引張試験を行った。その結果,繊維の複合効果をより発揮させる混入率を適正化することで,高強度かつ高靭性な引張性状が得られた。合成繊維混入率には適正範囲が存在し,鋼繊維形状によりその適正範囲が異なること,鋼繊維は分散性を確保できれば鋼混入率の増加に伴いより優れた引張性状を示すことがわかった。
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