コンクリート工学年次大会 2013(名古屋)

講演情報

第35回コンクリート工学講演会 » 高強度コンクリート(構造)/柱

[L05] 高強度コンクリート(構造)/柱Ⅰ

2013年7月9日(火) 13:15 〜 15:15 第2会場 212号室 (名古屋国際会議場)

[座長(建築)]田才 晃、[座長(土木)]内藤 英樹

[L2020] PVA-FRCを用いた袖壁付きRC柱の各種要因による構造性能への影響

磯 雅人1,本間 礼人1,小川 敦久2 (1.福井大学,2.福井大学,3.クラレ)

キーワード:袖壁付きRC柱,PVA-FRC,P-δスケルトンモデル,限界変形

本論文は,ポリビニルアルコール繊維補強コンクリート(以下,PVA-FRC)を袖壁付きRC柱に適用した時の構造性能への影響を明らかにしたものである。試験体の変動要因は,繊維の有無,PVA-FRCの圧縮強度,袖壁厚さ,軸力の4要因とし,計5体の袖壁付きRC柱の試験体を計画し,その構造性能への影響を確認した。実験の結果,靱性能を向上させるためには,普通コンクリートの代替としてPVA-FRCを使用することが有効である。また,PVA-FRCの圧縮強度,袖壁厚さを増加させることにより,同様の効果が得られることを確認できた。その他,荷重-変形のスケルトンモデルおよび限界変形の評価手法を示し,その精度について検証した。
論文PDF表示