コンクリート工学年次大会 2013(名古屋)

講演情報

第35回コンクリート工学講演会 » 骨組/スラブ

[L65] 骨組/スラブ

2013年7月11日(木) 13:15 〜 15:00 第2会場 212号室 (名古屋国際会議場)

[座長(建築)]倉本 洋、[座長(土木)]福浦 尚之

[L2058] 曲げ降伏する梁部材を有する部分架構の繰り返し載荷を考慮したスリップ変形評価

向井 智久1,澤田 晃成2,衣笠 秀行2 (1.建築研究所)

キーワード:繰り返し載荷,スリップ変形,主筋の抜け出し,履歴吸収エネルギー性能評価

曲げ降伏する部分架構試験体の既往の静的載荷実験結果を用いて,繰り返しによる履歴吸収エネルギーの低下を耐力低下及びスリップ性状等に伴う要因に区分し,本論では後者に着目して履歴吸収エネルギー評価のためのスリップ性状評価の検討を行った。具体的には,梁部材端部の主筋の抜け出し変位と柱梁接合部からの梁主筋の抜け出し変位のそれぞれを算定し,降伏以降の領域におけるスリップ量評価を行った。また繰り返し載荷によるスリップ量の増加分については,部分架構の破壊領域における梁主筋のひずみ分布を増大させるモデルを示した。その結果,算定値は実験から得られるスリップ量の上限を評価した。
論文PDF表示