コンクリート工学年次大会 2013(名古屋)

講演情報

第35回コンクリート工学講演会 » 耐震壁

[L63] 耐震壁Ⅰ

2013年7月11日(木) 09:00 〜 10:30 第2会場 212号室 (名古屋国際会議場)

[座長(建築)]津田 和明、[座長(土木)]秋山 充良

[L2061] RC造有開口袖壁付き柱の曲げせん断加力実験

坂上 正裕1,樋熊 利亘1,加藤 大介1,田村 良一2 (1.新潟大学,2.新潟工科大学)

キーワード:有開口袖壁付き柱,せん断破壊,開口低減率,損傷度

袖壁等には小開口を含め開口が存在することが多い。日本建築学会の鉄筋コンクリート構造計算規準1)(以下,RC規準)では,両側柱付き耐震壁に用いる開口低減率を袖壁付き柱に準用する方法が示されているが,この適用性については確認されていない。本研究では,開口の形状とその位置の異なる3体のせん断破壊形の有開口袖壁付き柱の静加力実験を行い,原型とした既往の無開口試験体と比較しつつ,終局強度および変形性能を中心にその挙動を確認した。その結果,開口の形状と位置によって終局強度及び変形性能が異なるものの,開口による短柱化は見られず,RC規準の開口低減率は安全側の評価であることが確認できた。
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