[L2062] 端部拘束域の配筋が異なる曲げ破壊型耐力壁の性能評価試験
キーワード:鉄筋コンクリート,耐震壁,変形性能,静的実験,構造設計
本研究では,曲げ破壊型RC耐力壁の補強筋ピッチ,端部拘束域の配筋詳細とシアスパン比を変動因子とする構造実験を行った。試験体は全て曲げ降伏後の端部圧縮破壊により耐力低下した。実験結果より,正載荷(壁圧縮)において壁脚部のひび割れに沿った滑りが生じた。特に滑り量が大きい試験体では,全体変形に占めるせん断変形の割合が大きかった。試験体の曲げ変形性能は,補強筋および端部拘束域の幅止筋を束ねた(ピッチを大きくした)場合,端部拘束筋を閉鎖型としシアスパン比を大きくした場合に増大する結果であった。
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