コンクリート工学年次大会 2013(名古屋)

講演情報

第35回コンクリート工学講演会 » プレストレストコンクリート

[L71] プレストレストコンクリート

2013年7月11日(木) 13:15 〜 15:15 第4会場 224号室 (名古屋国際会議場)

[座長(建築)]丸田 誠、[座長(土木)]二井谷 教治

[L2079] 長期有効曲げ剛性式によるPC箱桁橋の長期たわみ評価

半井 健一郎1,佐藤 良一1,小川 由布子1,河合 研至1 (1.広島大学)

キーワード:有効曲げ剛性式,PC橋,長期たわみ,収縮,クリープ,簡易法

従来の計算手法では過小評価となるPC箱桁橋の長期たわみを簡易に評価可能な手法として,長期有効曲げ剛性式を提案し,その妥当性を2橋の実PC橋を対象として検証した。有効剛性式の導出では,(i)PC箱桁橋の上床版,腹部,下床版に生じる収縮ひずみはそれぞれの断面内で一様である,(ii)収縮分布に対するコンペンセイションラインは断面内で線形分布する,(iii)載荷後のひずみは断面内で線形分布する,(iv)クリープの影響は有効ヤング係数法に従うことを仮定した。提案式を用いて表計算ソフトで計算されたたわみの経時変化は実測値と良く一致し,手法の有効性が確認された。
論文PDF表示