コンクリート工学年次大会 2013(名古屋)

講演情報

第35回コンクリート工学講演会 » 付着・定着・継手/軽量コンクリート

[L09] 付着・定着・継手Ⅰ

2013年7月9日(火) 15:30 〜 17:15 第3会場 221号室 (名古屋国際会議場)

[座長(建築)]岸本 一蔵、[座長(土木)]島 弘

[L2088] モルタルを用いた繊維補強セメント系複合材料およびスチールチップ補強セメント系複合材料の引抜き付着実験

森 浩二1,松下 和也2,佐藤 裕一3,金子 佳生3 (1.淺沼組,2.ジェイアール東海コンサルタンツ,3.京都大学)

キーワード:付着応力-すべり関係,鋼繊維,ハイブリッド繊維,付着割裂,精工鋼板

繊維補強セメント系複合材料と異形鉄筋との付着相互作用を調べる実験を行った。対象とした材料は,モルタルに鋼繊維・ハイブリッド繊維(鋼繊維とポリエチレン繊維の混合)・スチールチップ(精工鋼板の切削加工時に発生する切削屑)を投入したものとし,モルタル硬化後に内部に定着した異形鉄筋を引き抜く方法で実験を行った。実験の結果,繊維補強またはスチールチップ補強試験体は典型的なリングテンションによる破壊性状を示し,補強によって付着割裂破壊時の強度が上昇すること,太径の鉄筋では表面付近の付着劣化が生じ,内部に比べて付着応力が低下することが確認された。
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