コンクリート工学年次大会 2013(名古屋)

講演情報

第35回コンクリート工学講演会 » 付着・定着・継手/軽量コンクリート

[L37] 付着・定着・継手Ⅱ

2013年7月10日(水) 09:00 〜 10:30 第3会場 221号室 (名古屋国際会議場)

[座長(建築)]荒木 秀夫、[座長(土木)]高橋 良輔

[L2092] 軸方向鉄筋の定着部またはスパン全体に腐食を有するRCはりの力学性状

森 誠1,松本 浩嗣1,二羽 淳一郎1 (1.東京工業大学)

キーワード:定着,腐食,すべり,定着破壊,斜めひび割れ,アーチ機構,せん断

本研究では,定着部腐食を有するRCはりの力学性能を把握することを目的として,軸方向鉄筋全体または定着部に腐食を導入し,質量減少率を実験パラメータとしたRCはりの載荷試験を行った。実験の結果,定着部を含み腐食したRCはりは,スパン内の腐食により斜めひび割れ発生以前に定着部に引抜き力が作用し,質量減少率が大きくなると定着破壊を呈し,耐荷力が減少することがわかった。一方,定着部のみに腐食を有するRCはりは,斜めひび割れ発生後に定着部に引抜き力が作用し,腐食により減少した引抜き耐力に達した時点で定着破壊が生じることで,耐荷力が減少することを確認した。
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