コンクリート工学年次大会 2013(名古屋)

講演情報

第35回コンクリート工学講演会 » せん断・ねじり

[L39] せん断・ねじり

2013年7月10日(水) 13:15 〜 15:15 第3会場 221号室 (名古屋国際会議場)

[座長(建築)]中野 克彦、[座長(土木)]田村 隆弘

[L2107] 曲げ・せん断にねじりが同時に作用するRC部材の耐荷機構

小川 悠1,加藤 慎介1,川崎 佑磨1,岡本 享久1 (1.立命館大学)

キーワード:地震,RC部材,ねじり,複合断面力,AE解析,ひび割れ位置評定

本研究は,兵庫県南部地震により破壊したRC橋脚を例にとり,当時あまり議論されていなかったねじりモーメント(以下,ねじりと略称する)の影響について再考し,その結果から震災を受けたこの種のRC部材の耐荷機構について考察を加えたものである。橋脚を想定したRC梁にねじりを含む複合断面力を載荷して,耐力,ひび割れ性状を見るとともに,AE(Acoustic Emission)法により内部での破壊進展度合いについて考察した。その結果,ねじりおよびねじりを含む複合断面力を受けるRC部材には特有の破壊メカニズムが存在することが分かった。
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