[L2107] 曲げ・せん断にねじりが同時に作用するRC部材の耐荷機構
キーワード:地震,RC部材,ねじり,複合断面力,AE解析,ひび割れ位置評定
本研究は,兵庫県南部地震により破壊したRC橋脚を例にとり,当時あまり議論されていなかったねじりモーメント(以下,ねじりと略称する)の影響について再考し,その結果から震災を受けたこの種のRC部材の耐荷機構について考察を加えたものである。橋脚を想定したRC梁にねじりを含む複合断面力を載荷して,耐力,ひび割れ性状を見るとともに,AE(Acoustic Emission)法により内部での破壊進展度合いについて考察した。その結果,ねじりおよびねじりを含む複合断面力を受けるRC部材には特有の破壊メカニズムが存在することが分かった。
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