[L66] 疲労・衝撃Ⅰ

[L2111] 高耐久性埋設型枠を設置した鉄筋コンクリート版の繰返し衝撃荷重に対する破壊挙動

松林 卓¹,田畑 稔² (1.前田建設工業,2.日本SEEDフォーム技術研究会)

キーワード：埋設型枠,衝撃,鉄筋コンクリート版,押抜きせん断破壊

局所的な繰返し衝撃荷重を受けて押抜きせん断破壊する鉄筋コンクリート壁を対象として，その一部を高耐久性埋設型枠に置き換えた場合の破壊挙動を明らかにするために，同構造を模擬した版部材に対する繰返し衝撃載荷実験を実施した。その結果，繰返し衝撃荷重が作用する面を高耐久性埋設型枠に置き換えた場合には押抜きせん断破壊を抑制する効果は期待できないが，衝撃荷重が作用する背面側を高耐久性埋設型枠に置き換えた場合は，押抜きせん断破壊を抑制する効果が期待できることがわかった。また，埋設型枠とコンクリートの間に有害な剥離は認められなかった。
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