コンクリート工学年次大会 2013(名古屋)

講演情報

第35回コンクリート工学講演会 » 疲労・衝撃

[L66] 疲労・衝撃Ⅰ

2013年7月11日(木) 09:00 〜 10:30 第3会場 221号室 (名古屋国際会議場)

[座長(建築)]甲斐 芳郎、[座長(土木)]藤掛 一典

[L2112] 剛飛翔体の高速衝突を受けるコンクリート板の局部破壊性状における短繊維補強と鉄筋補強の効果に関する実験的検討

森田 武1,別府 万寿博2,鈴木 誠1 (1.清水建設,2.防衛大学校)

キーワード:高速衝突,剛飛翔体,局部破壊,コンクリート板,短繊維補強,鉄筋補強

本検討では,剛飛翔体の高速衝突を受けるコンクリート板を短繊維と鉄筋で補強した場合および2種類の短繊維を併用して補強した場合における局部破壊の抑制効果を把握することを目的とした。実験パラメータは,剛飛翔体の衝突速度,短繊維補強と鉄筋補強の有無とし,短繊維補強にはポリプロピレン短繊維とポリエチレンテレフタレート短繊維の2種類を用いた。実験の結果,短繊維補強による表面破壊直径の低減と裏面剥離の抑制,鉄筋補強による裏面剥離深さの低減などの効果が確認された。これらの局部破壊の抑制効果は,2種類の短繊維を併用し,かつ鉄筋で補強することによって,さらに高くなる傾向が認められた。
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