コンクリート工学年次大会 2013(名古屋)

講演情報

第35回コンクリート工学講演会 » 疲労・衝撃

[L66] 疲労・衝撃Ⅰ

2013年7月11日(木) 09:00 〜 10:30 第3会場 221号室 (名古屋国際会議場)

[座長(建築)]甲斐 芳郎、[座長(土木)]藤掛 一典

[L2114] ステンレス鉄筋の高サイクル疲労特性

山中 憲行1,岡村 雄樹1 (1.前橋工科大学)

キーワード:ステレンス鉄筋,高サイクル疲労,ギガサイクル疲労,SUS304

テンレス鉄筋はコンクリート構造物の耐久性を大幅に向上させると考えられており,疲労荷重を受ける構造物に対する需要が高まる可能性がある。しかし,ステンレス鉄筋の疲労特性は疲労寿命300万回までしか明らかになっていない。本報告ではステンレス鉄筋SUS304の高サイクル疲労特性を明らかにした。最大応力度230N/mm2の完全片振りを加えた試験体は疲労寿命が2655万回であり,10^7回を超えるギガサイクル疲労破断が生じた。また,10^7回まで繰返し加力を考慮した生存確率50%の疲労寿命の推定式はσ・N^0.0414=10^2.682であり,時間強度は土木学会指針のステンレス鉄筋の設計用疲労強度式が安全側となる。
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