コンクリート工学年次大会 2013(名古屋)

講演情報

第35回コンクリート工学講演会 » 疲労・衝撃

[L68] 疲労・衝撃Ⅲ

2013年7月11日(木) 13:15 〜 15:15 第3会場 221号室 (名古屋国際会議場)

[座長(建築)]白井 和貴、[座長(土木)]玉井 宏樹

[L2128] 表層材ソイルセメント強度を変化させた落石防護擁壁用三層緩衝構造の緩衝性能

菅原 慶太1,牛渡 裕二1,小室 雅人2,岸 徳光3 (1.構研エンジニアリング,2.室蘭工業大学,3.釧路工業高等専門学校)

キーワード:三層緩衝構造,ソイルセメント,EPS ブロック,ジオグリッド,ソイルセメント強度

本研究では,ソイルセメントと発泡スチロール (以降,EPS) ブロックおよびジオグリッドを組み合わせた三層緩衝構造の適切な強度を検討することを目的として,セメント添加量を 3 種類に変化させた静荷重および衝撃荷重載荷実験を行った。その結果,1)ソイルセメント強度によらず,エネルギー吸収能はほぼ同程度であること,2)しかしながら,強度が小さい場合には伝達衝撃応力が局所化する傾向にあるため,少なくとも EPS ブロックの降伏応力である 0.2 MPa 程度より大きい強度が必要であること,などが明らかになった。
論文PDF表示