コンクリート工学年次大会 2013(名古屋)

講演情報

第35回コンクリート工学講演会 » 耐震一般/耐震性能評価

[L03] 耐震性能評価Ⅱ

2013年7月9日(火) 15:30 〜 17:30 第1会場 211号室 (名古屋国際会議場)

[座長(建築)]前田 匡樹、[座長(土木)]幸左 賢二

[L2147] 修復性評価指標・総修復時間・修復費用係数を用いたRC造建物の修復難易度評価

衣笠 秀行1,泉 洪介1,向井 智久2,大西 直毅1 (1.東京理科大学,2.建築研究所)

キーワード:修復性評価,修復性評価指標,総修復時間,修復費用係数,RC構造

修復性を,修復費用・修復時間・必要技術レベルの面から評価する指標(修復性評価指標,総修復時間,修復費用係数)の試算を行い崩壊形の違いなどが及ぼす影響を考察した。また,これにより次の知見を得た。①本修復性評価指標は新設費用の異なる建物の修復性評価において,既往の財産消失割合(=修復費用/建物新設費用)と比較し有効な指標となり得る。②修復難易度の適切な評価のために修復性評価指標だけでなく総修復時間に基づく検討が必要である。③修復費用係数が大きくなる設備の修復では,専門性の高い材料や作業員の確保など,修復費用や修復時間では計れない必要技術レベルに起因する修復困難が発生する。
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