コンクリート工学年次大会 2013(名古屋)

講演情報

第35回コンクリート工学講演会 » 耐震一般/耐震性能評価

[L03] 耐震性能評価Ⅱ

2013年7月9日(火) 15:30 〜 17:30 第1会場 211号室 (名古屋国際会議場)

[座長(建築)]前田 匡樹、[座長(土木)]幸左 賢二

[L2149] 地震観測記録を用いた長周期成分による鉄筋コンクリート造建物と地表面の応答に関する検討

森西 亨太1,塩原 等1,楠原 文雄1 (1.東京大学)

キーワード:RC建物,地震観測記録,地震応答,長周期成分,表面波

鉄筋コンクリート造9層の建物で記録された東日本大震災本震の記録について,長周期成分を中心に検討を行う。加速度記録から速度および変位を求める際は,周波数領域での積分を用いる。得られた変位と加速度の関係を図示することで,通常の建物の変形に加えて,地盤の回転による変位が表面波の長周期成分によってもたらされていることを確認し,どの程度の大きさなのかを計算する。さらに,本震記録に含まれる長周期成分が具体的にどのような波で構成され,どの程度の振幅になっているかについても検討する。
論文PDF表示