コンクリート工学年次大会 2013(名古屋)

講演情報

第35回コンクリート工学講演会 » 免震・制振

[L70] 免震・制振

2013年7月11日(木) 10:45 〜 12:15 第4会場 224号室 (名古屋国際会議場)

[座長(建築)]藤井 賢志、[座長(土木)]武田 篤史

[L2165] 柱非拘束型の座屈拘束ブレース接合部を有するRC梁の実験

毎田 悠承1,曲 哲2,吉敷 祥一3,坂田 弘安1 (1.東京工業大学,2.中国地震局,3.大阪工業大学)

キーワード:鉄筋コンクリート梁,座屈拘束ブレース,ヒンジリロケーション,PC鋼棒,スタッド

本論文ではRC梁に座屈拘束ブレースを取り付けるための接合方法を提案し,主として梁の降伏位置を梁端から遠ざける方法(ヒンジリロケーション,以下HR)に着目した実験を行った。実験パラメータは2種のブレース接合方法にHRの有無を組み合わせたものである。実験の結果,いずれの接合方法においてもブレースは梁より早期にエネルギー吸収を開始し,有効に機能させることができた。また,梁主筋のひずみ度分布からHRが設計通りに行えることが確認できた。さらに接合部挙動からHRを施すことで接合部の変形,PC鋼棒の張力減少を抑えることが可能であることを示した。
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