コンクリート工学年次大会 2013(名古屋)

講演情報

第35回コンクリート工学講演会 » 合成・混合構造/プレキャストコンクリート

[L61] 合成・混合構造Ⅱ

2013年7月11日(木) 10:45 〜 12:15 第1会場 211号室 (名古屋国際会議場)

[座長(建築)]藤永 隆、[座長(土木)]古市 耕輔

[L2203] コンクリート充填鋼管部材の補修方法に関する実験的検討

池田 学1,萬代 能久2,斉藤 雅充1,吉田 直人2 (1.鉄道総合技術研究所,2.西日本旅客鉄道)

キーワード:コンクリート充填鋼管部材,補修,二重鋼管方式,復旧性,損傷レベル

コンクリート充填鋼管(以下,CFT)部材は,鋼管とコンクリートの合成作用により,断面寸法に比べて大きな耐荷力が得られ,変形性能にも優れている。一方,地震時等により損傷が生じた場合の補修方法やその効果については明らかにされていない。そこで,CFT部材の損傷度に応じた3タイプの補修方法を考案し,補修効果を確認するため載荷試験を実施した。補修方法は,鋼管に局部座屈が生じた部位の外側に鋼管を巻き,すき間をモルタルで充填する二重鋼管方式を基本とした。載荷試験の結果,損傷が生じたCFT部材を補修することにより,初期時の耐力や変形性能と同等レベルまで回復できることを確認した。
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